大家好!
ソンツンです。
第3課では、「形容詞+一点」に関して紹介しましたが、今回は「有一点」と「一点」の違いについて解説していきたいと思います。
どちらともに会話でもよく使う言葉です。
そして両方ともに「少し〜」というニュアンスを持つ意味です。
しかし、使い方は少し複雑なところもありますが。。。
それではとりあえず例文を元にいきましょう!
例1: 我好像有(一)点感冒。(简)
我好像有(一)點感冒。(繁)
wǒ hǎoxiàng yǒuyīdiǎn gǎnmào
例2: 想买这个,但是有点贵。(简)
想買這個,但是有點貴。(繁)
xiǎng mǎi zhège,dànshì yǒu diǎn guì
例1は、「少し風邪をひいたようだ」2は、「これを買いたいが、値段が少し高い」という意味です。
有一点の「一」は省略可能です。
ですが、注意いただきたいのは、この場合、「感冒一点」「贵一点」と書くと間違いとなります。かつて留学先の授業で習った時は、「有一点の後に続く形容詞と動詞は消極的だったり望ましくないことだ」と教えられたことがあります。
実際、そうでもない時もあるにはあるんですが、中国語のレベルがまだ初級中級レベルの方であれば、有一点の後に続く形容詞と動詞は消極的だったり望ましくないものになると考えていただいていいかなと思います。
引き続きまた例文を挙げます。
例3: 成绩有点不好。(简)
成績有點不好。(繁)
chéngjì yǒudiǎn bù hǎo
例4: 有点不相信那个人。(简)
有點不相信那個人。(繁)
yǒudiǎn bù xiāngxìn nàge rén
例5: 有点不好意思。(简)
有點不好意思。(繁)
yǒudiǎn bùhǎo yìsi
例3から順に、「成績が少し良くない」、「あまりあの人を信用できない」、「少し申し訳ない」といった意味です。
このように「不」がついた場合は、その前に「有一点」を加えることが可能です。
しかし、不好一点、不相信一点、不好意思一点と書くと間違いになります。
また、やはり有一点の後には消極的だったり良くないことが続いてきますね。
最後に有一点ではなく、「一点」を使わなければいけない例を挙げていきます。
例6: 一点钱都没有。(简)
一點錢都沒有。(繁)
yī diǎn qián dōu méiyǒu
「少しもお金がない」という訳になります。
まず、名詞の前には必ず「一点」が付くことになります。
例文のように「一点〜都(也)〜」というのはそのまま覚えておいて下さい。
「少しも」や「全然〜」といったニュアンスを表す時に使います。
有一点钱都没有と書くと不正解になります。
またこの場合では、一点の一を省略は不可能です。
では、今回は「有一点」「一点」について解説しました。
まとめとしましては、
①「有一点」の後には消極的、望ましくない意味の動詞や形容詞が続くことがほとんど
②名詞の前には「一点」を付けることが可能、「一点〜都(也)〜」という形はそのまま覚える。
次回の文法講座、「几乎」と「差不多」について解説する予定です。
下次見!
老婆现在生气,她说我一点诚意都没有。。。