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大家好!
ソンツンです。
留学先はあえて昆明という街を選んだ (中国語留学) - マカオ在住日本人が伝える中国語学習クリニック(ブログ)
先日の記事ではどうして留学先に昆明を選択したのかを記事にしました。
今回は昆明の華僑学生補習学校に入って一つ、中国語学習において重要なことに気づいたことがあります。
それをここで紹介したいと思います。
元々は私は英米語の専攻でしたので、中国語をある程度勉強してから留学したわけではありません。
全くゼロの状態で中国語留学へ行ったわけです。
念のため最低限のことだけでもということで、
数字はどのように並べて表すのかとかちょっとだけ覚えては行ったんですが、
全くそれでは役にも立ちません。
最初学校の宿舎に着いて手続きをしてる際に受付の人から何やらいろいろ尋ねてきたんですが、何のことなのかちんぷんかんぷん。
そんな状態で学校の授業を受け始めたのです。
クラスは当然最も初級コース、生徒の人数は30名ちょっといたかと思います。
日本人は私とあと2人いたんですが、
ほとんどがタイ、インドネシア、ミャンマー、ベトナム、ラオスといった東南アジアからの華僑がほとんどでした。
華僑なので、若干中国語を知っていたりする子もいましたが、スタートラインはみんな一緒。
授業が始まって大変だったのは発音。
まぁそれぞれのお国のクセのある発音が色んなところから聞こえてきて非常に厄介でした。
もっとも日本人も独特の発音のクセはありますけど、奇妙な発音ばかり聞いて自分もそんな発音に知らず知らずのうちになってしまうんではないかと心配したもんです。
しかし、彼らから学ばせていただいたこともあります。
語学の学習でそれが最も大事だなと思ったものです。
果たしてそれはどういうことかというと…
私もでしたが、日本人の場合は中国語を書いて覚えておりました。
漢字と拼音表記を順番に書いて単語を覚えていったんです。
リスニングはテキストのカセットテープ(2004年当時はカセットテープがまだまだ主だった)を聞いたり、
覚えた単語で文章を作ったりと…
とにかくデスクでの勉強が中心だったのです。
そんな光景を見たクラスメイトの東南アジアの華僑からは、
「日本人は非常に勉強熱心で真面目だねー」と言われたもんです。
で、そんな彼ら彼女らはどうだったのかというと、
デスクで勉強している姿はほとんど見たことがなかったです(笑)
お国柄なのか、授業に遅れてくることもしばしば。
午後の授業は昼寝して出てこなかったり…
毎晩遅くまで屋台で飲んで宿舎の門限を破ったりと…
しかし!
留学して約2ヶ月後、
そんな彼らの方が中国語会話に関しては進歩が上達していたのです。
相変わらず発音は変なクセが残ってましたが、先生やら食事に行った先の店員さんとも頑張ってコミュニケーションを取っていたんです。
覚えた単語は僕ら日本人の方が多いはずなのに…
なぜ彼らが会話のレベルが上がっていったのか不思議に思っていました。
何度か彼らの住む宿舎に行ったことがあるんです。
デスクの上は荷物がいっぱいで勉強できるような状態ではありませんでしたが、笑
ですが中国語のDVDや音楽を見たり聞いたりしていたんです。
街へ一緒に出ると、知っている単語は少ないとはいえ、これまた流暢に値段交渉をしていたんです。
食事に行っても率先してメニューを注文していたのも彼らでした。
彼らはそういうふうにしてリスニングやら会話の訓練をしていたんですね。
私を含む日本人の場合は、書いて中国語を勉強するのが中心となりすぎてしまっていたため、
なかなか会話やリスニングは上手くなりませんでした。
せっかく単語や文法を覚えてもそれらを使うという訓練をしていなかったためです。
反対に彼ら東南アジアの華僑達は、文法やら細かい点はあんまり知らなかったとしても覚えたものに関しては活かせていたということです。
最初の学期の期末試験、私や他の日本人学生は高得点を出していました。
華僑の学生達は試験では全くではありましたが、会話レベルは明かに彼らの方が上を行ってました。
それぞれの勉強方法の違いがそのまま出たということですね。
もちろん試験勉強のためにはデスク上での作業が重要になりますが、語学の勉強というのはそれだけではないと改めて彼らから教わりました。
最初の学期が終わって次の学期が始まるまでざっと2ヶ月近くの夏休みに入るんですが、
中国語レベルアップの修行へと昆明から北方にある「麗江」という世界遺産の古城へと出向くわけですが、
そちらはまた別記事で。
また他に近々記事する予定は、
「互相学习」
「書を捨てて表へ出よう」
を同じ留学、中国語勉強法カテゴリーで発表しようと思います。
乞うご期待ください!
本日は以上です!
それでは!
华侨补习学校の入り口にあったものです。