大家好!
マカオのソンツンです。
今回の記事は過去の記事からの続編とでもいいますか、
www.songcun-tomokimacauchinese.work
当ブログでは留学時代のことも覚えている範囲で記事にしたいと思います。
これは2004年の3月から雲南省の昆明に中国語留学に行って、7月〜8月の終わりまで夏休みに入った時期のことです。
私が行っていた華僑学生補習学校でも多くの留学生たちが一旦それぞれの国に帰国して次の9月スタートの学期に合わせてまた戻ってくるというようにしてました。
しかし、私はこの休み期間が中国語レベルアップに非常に重要な時間だと考えて日本に帰国するなんてことはありませんでした。
この学校だけでなく、他の学校でもですが、中国語留学でも本科生でも7月〜8月末、1月半ば〜2月いっぱいまで長期休みに入りますが、
中国語レベルアップを目指す方はよほどの急用がない限りは帰国せず現地に留まって勉強されることをお勧めします。
で、その最初の休み期間をどのように過ごそうかと考えて家庭教師でも探そうとしていたところ、
同じクラスメートだった日本人留学生から勧められた中国語教室があったんです。
世界遺産がある場所として有名ですね。
故.高倉健さんも映画の撮影に来た場所です。
![単騎、千里を走る。 [DVD] 単騎、千里を走る。 [DVD]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/guruguru-ds/cabinet/632/tdv-16158d.jpg?_ex=128x128)
- 価格: 4134 円
- 楽天で詳細を見る
ちょいと話はそれましたが、日本語がペラペラの北京から来られた人が麗江に住んで教室を開かれました。
現在も運営されているのかどうかは分かりませんが、
メインは麗江の人たちに日本語を教える教室で、その傍ら日本人に個人レッスンで中国語を教えているものでした。
長い休みにずっと昆明にいてもあんまり意味がないと考えてましたので、迷うことなく麗江行きを決めました。
そのクラスメートからは「かなり厳しい先生で有名で、間違ったりすると怒鳴られる」みたいなことを聞かされていましたので、
少し緊張していた覚えがありますが。
その麗江には1ヶ月ほど暮らしました。
麗江古城という世界遺産エリアの中のゲストハウスに泊まって月〜金曜日まで毎日片道30分ほど歩いて教室に通っていたんです。
歩くのは好きなので30分歩くのはどうってことないんですが、海抜2000メートル近い高地に位置するのでそれだけ歩けばかなり疲れます。
では教室はどうなのかというと、
最初の学期で終わっていないテキストがあったので、それを使って勉強しました。
ちょうど「把」構文の出てくるレベルのところです。
単語を発音してテキストを読んで、その後先生が日本語で解説してくれるのですが、とにかく発音に関してはめちゃくちゃ鍛えられました。
最初のレッスンの時に、
「昆明で3ヶ月だけしか勉強していないだけでこの発音であれば相当頑張ってきたほうだ」と褒められたりもしたんですが、
いざ授業が始まってみると徹底的に発音の矯正でした。
授業自体は1日2時間で確か10:00〜12:00までだった記憶ですが、できないといつまで経っても帰らせてくれなかったんです。
午後の2時くらいまで大きな声で発音レッスンをやらされたこともありました。
なぜか先生が飼っていた犬にも吠えられて…笑
噂のように先生から怒鳴られるなんてことは全くなかったですが、まるで部活の居残りのようにしごかれました。
ですが、もしあの時麗江に行かなければ発音が矯正できないまま今に至ったのかもしれません。
自慢ではないですが、中国語ネイティブの方からも「すごく標準に近い発音をしているね」と言われることもあり、それは全てあの時の特訓のおかげです。
そして今の私の中国語学習に対する考え方というのはその時に形成され始めたとも思います。
発音というのは中国語の基礎ですが、
先生も「発音は早めに癖を矯正しないと時間が経てば経つほど矯正が難しくなる」と仰っていました。
過去に「中国語の発音は最初の3ヶ月が勝負」なんて記事を書きましたが、
その考えも麗江の先生の教えからも来ています。
過去に私も中国語の個人レッスンで教えていたこともありましたが、勉強する側としては最初はしんどいかもしれませんが徹底的に発音練習を3ヶ月近くみっちりやっていました。
それからもう一つ、時には厳しいところで学ぶのもいいかなと思います。
相撲の外国人力士もそうですね。
日本語が理解できないと親方や先輩力士から思いっきり怒られて…
さすがに今の時代、いきすぎた行為は問題になりますが、あんなにうまい日本語レベルはそういう厳しさも経験してきてのものだと思っています。
私自身もできるまで帰らせてくれなかったという経験もしましたが、
語学の勉強はもちろん楽しむことも必要でありますし、
でも時には自身の学習に対して厳しくすることも必要であるかと。
例えば聞き取りの練習で全く聴き取れなくとも何度も繰り返し聞いてみたり、
覚えた単語を忘れてしまったら10回発音をしながらノートに書いてみたりとか。
決して無駄なことではないと思います。
それでは、今回の記事はいったんここまでとします。
留学時代のことは他にも書いてみたいことがあります。
この続きとしては、当時ネイティブの人々とどのように交流していったのか、
そういうことをまたどこかのタイミングで発表します。
あ、ちなみにこの麗江の教室の授業料は1時間が50人民元だったと記憶しています。
当時のレートで日本円なら約750円。
その頃の昆明と麗江の物価や他の家庭教師と比べると割高でした。
でも中国語レベルアップのためには教材なども惜しみなく購入していましたので。。。
こんな記事を書きながら久々に当時のことを思い出しました。
もう10年以上前のことなんですけどね。
ただ、写真はどうしても発見できなかったので今回は文章のみの記事とさせていただきました。
それでは、次回投稿の記事でお会いしましょう。
www.songcun-tomokimacauchinese.work