大家好!
どうも、ソンツンです!
今回も文法講座!
「几乎」と「差不多」の使い方についての解説です。
決してそこまでややこしいものではありませんので、どうぞ御覧ください。
例文を元にまた始めていきますね。
まず、几乎、差不多共に「ほとんど〜」という意味になります。
しかし、後に否定文が来る場合は几乎を使います。
例文:
我几乎没有看到过他的妈妈。(简)
我幾乎沒有看到過他的媽媽。(繁)
wǒ jīhū méiyǒu kàn dào guò tā de māma
私は彼の母親にほとんど会ったことがありません。
ですので、こういう場合、差不多没有看到过〜とは言えません。
もう少し例を出しておきますね。
几乎没有人不知道他的名字。(简)
幾乎沒有人不知道他的名字。(繁)
jīhū méiyǒu rén bù zhīdào tā de míngzì
彼の名前を知らない人はほとんどいません。
我几乎不相信自己的耳朵。(简)
我幾乎不相信自己的耳朵。(繁)
wǒ jīhū bù xiāngxìn zìjǐ de ěrduo
自分の耳を疑うほどでした。
やはり、否定文ですので差不多不知道とか差不多不相信と言うことはできません。
一般的に差不多の場合は、「数量」や「時間」を表す時に使い、几乎の場合は「数量」や「程度」を表す場合に使うことが多いようです。
この説明だけではなかなか理解が難しいでしょうから、また例文を使います。
差不多快要结束了。(简)
差不多快要結束了。(繁)
chàbuduō kuài yào jiéshù le
まもなく終了です。
「時間」を表していますね。
ですので、一般的には几乎快要结束了とは言えません。
ですが、私自身はこの場合に几乎を使っていることもあるかなと思います。
恐らく会話上では几乎を使っても相手には通じますが、検定試験等では差不多を使用した方がいいでしょうね。
以下は差不多、几乎共に使える例文です。
他比我几乎(差不多)大十岁。(简)
他比我幾乎(差不多)大十歲。(繁)
tā bǐ wǒ jīhū (chàbuduō) dà shí suì
彼は私より大体10歳上です。
差不多(几乎)都来参加。(简)
差不多(幾乎)都來參加。(繁)
chàbuduō (jīhū) dōu lái cānjiā
大方の人が参加しました。
几乎(差不多)每一家都有一辆汽车。(简)
幾乎(差不多)每一家都有一輛汽車。(繁)
jīhū měi yī jiā dōu yǒu yī liàng qìchē
ほぼ一家に一台車があります。
また「差不多」は単独で用いることも可能ですが、「几乎」は単独では使用できません。
例えば、
两个人的水平差不多。 ○
两个人的水平差不多一样。 ○
この場合、2つとも「2人のレベルは大体同じ」という意味です。
差不多の後に来る「一样」はあってもなくてもかまいません。
一方で、
两个人的水平几乎一样。
とは言えますが、
两个人的水平几乎。 これは❌です。
あと一つ、自分のことをいう場合は差不多を使うことが多いようです。
我差不多听懂了。(简)
我差不多聽懂了。(繁)
wǒ chàbuduō tīng dǒng le
「大体わかりました」という意味ですが、こう言った場合では、几乎よりも差不多を使って下さい。
ですが、他人のことを言う場合は几乎を使います。
他好像几乎都听懂了。(简)
他好像幾乎都聽懂了。(繁)
tā hǎoxiàng jīhū dōu tīng dǒng le
彼は大体分かったようです。
本日は、以上となります。
それでは、下次見!