大家好!
ソンツンです。
本日は中国語の文法の一つを取り挙げてみたいと思います。
普通に会話でもしょっちゅう使う「一点」なんですが、形容詞の後に加える言葉です。
やや使い方が複雑なところもあって迷うこともあるでしょう。
そこでこのブログは中国語学習クリニックということで少しでも皆さまの中国語が矯正できるように説明していきたいと思います。
まずは例文を使います。
例1: 快点走(简)
快點走(繁)
kuài diǎn zǒu
訳すと「少し早く歩いてください」という意味になります。一点というのは「ちょっと〜」というニュアンスを加える時に使います。
一点の一は会話ではよく省略することも多いですが、快一点と言っても意味は同じです。
また“走快点啊!”と中国人が言っているのもよく耳にしますが、上の例文とまぁ意味は同じでしょう。
もう一つ例文を加えておきます。
例2: 说话太快了,慢点说。(简)
說話太快了,慢點說。(繁)
shuō huà tài kuài le,màn diǎn shuō
日本語訳は「話すのが早すぎるので少しゆっくり話してください」となります。
やはり例1のように说慢点と言うことも可能です。
ちなみに太〜了で「〜すぎる」という意味で、
英語のtooと同じです。
では、次の例文です。
例3: 多吃点。(简)
多吃點。(繁)
duō chī diǎn
例4: 少喝点。(简)
少喝點。(繁)
shǎo hē diǎn
日本語訳は例3は「ちょっとたくさん食べて下さい」、4は「少なめに飲んでください」になります。
また会話上では吃多点や喝少点という中国の方もけっこういます。
ですが、多点吃とか少点喝というのは聞いたことがありません。
ちょいとややこしいですかね(ーー;)
かつて留学していた時にこれを学校の先生に質問したことがあったのですが、「こういうのは特殊だからそのまま決まり文句として覚えておきなさい」と返されました。
先生も説明できないくらい特殊なんですかね〜^^;
多吃点や少喝点は実はその後に目的語を加えることができます。
例えば多吃点鸡蛋(卵をちょっと多く食べて下さい)、少喝点酒(酒をちょっと少なめに飲むように)となります。
ですので、この場合の(一)点は吃や喝という動詞に対してではなく、その後にくる目的語に対して使われているということで多点吃や少点喝とはならない、と对外中文(外国人向け中国語教師)を専攻する中国人大学生から聞いたことがありました。
確かに快点走だと、動詞に対して使われていますね。
どうでしょうか?
ややこしい説明だったと思いますが、ピンと来ない場合は上記の留学時代の先生の言うようにそのまま決まり文句みたいに覚えておいていいと思います。
中国語の勉強を続けていけば、そのうち感覚が追いついてくるはずですので。
第3課は以上です、下次見!
今天工作太辛苦,我想回家后多喝点啤酒。